8/4ステラメロディを鳴らしてみました(^^♪
アコースティックラボのステラメロディは、やはり逆ドームツィーターの音色が肝で、この表現力をいかに引っ張り出すかにかかっていますね。
ネオジウムマグネット採用で、バイオセルロースとカーボンファイバーの配合で、滑らかな音を出しているようです。
また、独自のネットワークや箱の構造などで、同じよう名逆ドームツィーターを持つ他のメーカーの製品とはずいぶん違う音を再生します。
レンジの広さを欲張らず、艶っぽい中高域と弾力感のある中低域が特色ですね。
小編成の弦や、ボーカルを濃厚に艶っぽく鳴らすことが出来て、今の解像度思考のハイファイというよりは、昔っぽいレンジを絞った鳴らし方が合いますね。
もちろん、鳴らし方は人それぞれお好みですが、僕はこういう真ん中の濃い音が好きなので、それに合わせたラインアップで行ってみます
ということで今日のラインアップは・・・
CDトランスポート:CHORD CODA
DAコンバーター:CHORD QBD76
CDプレーヤー:unison research UNICO CDP
プリメインアンプ:Luxman LX-360
スピーカー:Acustik-Lab Stella Merody
です。
CODAとQBD76は鳴らし込むとどんどん音に厚みと弾力性が出てきてとてもいい感じです。
レンジは広く、しっかりしたハイグレード感のある音なのですが、バランスが中低域がしっかりした感じで、カチカチした音ではないのですね。
特に、サンプリング44.1kHzで通常の時には、とても中域の濃い感じの音になります。
サンプリング176kHzでは、レンジが広がり、音の空間も広がりますが、その分中域の厚みは減ってしまいます。
もちろんそれでも十分厚みと弾力感はあるのですが、ボーカルや、小編成の弦などの再生でより艶っぽく聴きたい場合は、レンジを欲張らず、真ん中を厚く濃く出したいですよね(^^♪
対抗で、価格帯がだいぶ下になりますが、やはり管球バッファーで面白い音を鳴らしてくれるUNICO CDPも聴いてみます。
LX-360は6550A管球プリメインですが、音は滑らかさと艶っぽさを持ちながらもかなりスッキリしていて、とても1985年からの製品とは思えませんね。十分今でも通用するというか、むしろ今風な感じの音です。当時、かなり気合を入れて作られたのでしょうね。
当時の定価で36.5万円ですから今の物価だと3倍くらいの定価の感覚になるかもですから、しっかりした音を出します。
個人的に欲を言えば、もっとゆるくてラフな感じが欲しいところなんですが、音のキレイさを追求していますからしょうがない部分ではありますね。
オーディオの再生する音楽は、お餅と一緒で、上下左右に引っ張ると真ん中が薄く平らになってしまいます。で、薄く平らで均等な音は、聴いていて面白さがないんですよね。生の音で薄く平らで均等ということはありえませんからね。それより歪でも、美味しいところをクローズアップしてくれて、これ見よがしに見せてくれる方がよっぽど楽しいのですね。
ハイビジョンテレビのシャープな映像が遠近感を失って写真のように見えて、油絵がかえって本物の情景のように懐かしい感情を持って見れるのと一緒ですね。
・・・って、余談はさておいて・・・
CODAとQBD76で44.1kHzで出す音は中域にしっかり厚みと柔らかさがあって、女性ボーカルが色っぽいですね。
カーラ・ブルーニの『ケルカン・マ・ディ~風のうわさ』では、ホントに耳元でささやいてくれているようで、めちゃめちゃ色っぽいですね
ギターの感じもリアルで、バックと歌が一体になっていて、グーです
小型ブックシェルフのステラメロディですが、低域も十分出ていますね。
小編成のクラシックでは、弦の艶っぽさよくでて美味しい音です。
各楽器の分離や音の余韻感もしっかり出ていてハイグレード感もちゃんとあります。
Jazzでも、荒々しさはありませんが、ピアノが艶っぽく、ベースなどもよく出て、やはりいい感じです。
お次に・・・
UNICO CDPでは・・・
さすがに価格帯がぜんぜん違うので、CHORDの時のような全体のしっかり感はありませんが、音楽の面白いところはよく出してくれています。
比べてしまうと、優しいというか、薄いというか、さすがに情報量は少ないのですが、それでもけっこういい感じですなんですね。
管球バッファーなので、人肌っぽい温かさがありますね。
アンプのスッキリしたところが多く出てしまう感じなので、もう少し盛り上がりのあるアンプを組み合わせると面白いかもしれません。
カーラ・ブルーニの声もさわやかですが軽くなりますが、でも、やっぱりチャーミングな感じなんですね。
イタリアっぽい明るい感じが出ていますね
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