ユーザー訪問しました(^_^♪
そんな感じで、前の部屋で環境の悪さをなんとかしようとしてお客様はいろいろ工夫されていて、新しいお部屋でもいろいろ制震と拡散を工夫されていました(^_^♪
システムは、JBL 4428、マッキントッシュMC252、CHORD CPA2500、ブラデリウス FREJA 、アコースティックソリッドのソリッドウッドシステムと、今はもう買えなくなってしまった物が多い良いシステムです。
4年の間に機械の方もそれぞれ落ち着いてかなり良い感じでなっていました(^▽^)/
トラブルの方は調整でなんとかなって復帰して、音の方をいろいろ聴かせて頂きながらさらに全体のチェックをして、スピーカーの位置などを微調整しました(^_^♪
お客様の仕事はプロのサウンドを作る方なので、いろいろ締めて厳しい音にしてありましたが、音楽を楽しく聴く方向でのテストというか、こうすればこうなりますという実験をいろいろしてみました。
その1、 ソリッドウッドシステムの電源部の下に雑誌を挟んでみる( ̄ー ̄)
・・・全体の音がまとまっているのでコレだけでレコードの音がガラっと変わりました(^_^♪
電源部は本体から離れていて、音はカートリッジで拾うレコードプレーヤーですが、モーターの電源は効くのですね~(^_^♪
どっしりしながら弾む低域で、高域もクリアになり音が広がって奥行きが出るのです(^_^♪
その2、CDプレーヤーの上に載せていたオモリを外す・・・・
音を締めるために乗せていたのですが、これはCDプレーヤーの音を締めすぎて広がりや躍動感を奪うので、外すと良い感じでCDの音も奥行きと広がりが出て楽しくなります。
その3、CDプレーヤーの脚の下に厚みのある雑誌を挟んでみる( ̄ー ̄)
雑誌の重さがそれほどない物だったのですが・・・びっくりするくらい音が柔らかくなります(^_^♪
とても柔らかく楽しい聴きやすい音なのですが、この柔らかさでは仕事が出来ないということでこれは実験だけに終わりましたが、変化の大きさにびっくりされていました(^_^♪
そして結果的にはCDプレーヤーの下に入れていた金属のインシュレーターを外してクアドラスパイアーの棚板の上に直置きになりました。これもまた違う音でびっくりされて、これからまだまだいろいろ実験してみようということになったのでした。
良いプレーヤーは脚の下の状況をしっかり拾って音に乗せるので、ほんとにころころ音が変わります。
そして単なる金属のインシュレーターは味が単調になることが多いし、重たいインシュレーターは音を沈めすぎて面白さを奪ってしまうのですね(^^;)
そんなこんなをやってみて、使い込んだ機種だからこその音の大きな変化を確認していただきました(^_^♪
CDもロック系を主にかけましたが、クラシックもジャズも問題なく聴ける良いシステムなのですね(^_^♪
ベルベットアンダーグラウンドでは、音楽の中に映像が浮かんでくるような広がりが聴こえ、ノラ・ジョーンズも歌や演奏が躍動的になり、レコードのビートルズのモノ盤はしっかり厚みと太さが出て、イーグルスでは曲作りと演奏のうまさがしっかり出ています。
基本的に柔らかさを付ける調整で、4428は今の4429よりエネルギー感が強く出るのですが、近くで聴いても少しもうるさくなく、それまでよりもボリュームが上げられるようになって、例えばそれまではやや単調に聴こえていたベースのプレイもその中に凄い技が使われているのが良く分かるようになり、曲全体を聴きながら個々のプレイの役割や意味がちゃんと分かる音になったと思います。
それは4年間使い込んだ製品だから出せる部分も多く、だてに時間が経過したわけではないのですね(^_^♪
オーディオ機器は使い込んでなんぼというところが大きくあるので、その間の鳴らしこみと時間の経過がとても重要で、それにより初期よりも格段に良くなりますね(^_^♪
そして、柔らかさを付けることで、音だけを聴いていたら分からないことがとても良く分かるようになるのです(^_^♪
他にも今回は実験は出来ませんでしたが、4428 と その下のオーディオボードの間に薄い柔らかいモノをはさむのも面白いのですね。
今回の実験で柔らかさを付けることで音楽の聴こえ方が変化することが分かったので、また音楽を聴きながらいろいろ変わって行くことと思います。
その時に注目するのは、個別の音の聴こえ方ではなく、全体の音楽のあり方のバランスを見るのが大事で、それは演奏者のプレイがそれらしく聴こえて楽しいかどうかということなのですね(^_^♪
そして、締めて削るのではなく、いろいろ味を付け加えて豊かにするのは面白いということなのですね(^_^♪
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