B&W 805 Diamond をクラシックらしく鳴らしたい(^_^♪
なかなか記事が書けなくてずいぶん時間が経ってしまいましたが、去年の暮れ前のお話です(^^;)
某量販店さんでスピーカーとアンプを買って聴いていたお客様が、どうも音に満足出来ないのでアンプをなんとかしようと思われて当店の僕のフロアに来られたのです。
スピーカーとアンプを揃える時に、スピーカーは805 Diamond が気に入ってすぐに決まったそうですが、アンプに関してはそのお店に任せたそうなのですね。
今回のお客様はコンサートにも良く足を運ばれる相当なクラシック好きな方なのですが、オーディオ機器に関しては疎い一般的な音楽好きな方で、音楽はパソコンに取り込んで再生してらっしゃいます。
それでそのお店は、USB DAC 機能のあるプリアンプとパワーアンプのセットでまとめたのでしょうが、スピーカーとアンプを同時に買う場合はどうしても予算の制約もあるので難しいところですね。
そのセットでしばらく聴いていたお客様は、どうも出てくる音に満足出来なくなって、今度はオーディオ専門店を回ってみようということで、何店か回ってごちゃごちゃした僕のフロアに来られたのです・・・・
僕のフロアで鳴っている音・・・ゆるくて楽で長時間聴いていても疲れない音で、広がりと奥行きが良く出る・・・・そういう雰囲気で805 Diamond を鳴らしたいという話になったのですね。
今のUSB DAC内臓プリアンプとパワーアンプのセットでもそれなりに綺麗な音は出ているのだけど、何かが物足りない、もっとコンサートで聴けるような臨場感が出て欲しいということで、コンサートホールで聴けるような臨場感のある音を出したいというのがイメージでした。
その時店で805 Diamond と組んで鳴らしていたのが Jeff Rowland の CAPRI S II と MODEL102S のセットで、後日、ノートPCで音源を持って来て再試聴をして、 ご予算もあるのでいろいろお話をして、今のUSB DAC プリアンプをUSB DAC として使って、Jeff のセットを入れてみることになりました。
そして、その時にUSB DAC の試聴もして、テクダスを聴いてもらいましたが、その広がり感と奥行き感の出方が、とても気に入って頂きました(^_^♪
USB DAC プリの出力でも音はけっこう綺麗でJeff が厚み感と前後の奥行き感は出してくれるのですが、テクダスと圧倒的に違うのは間接音の出し方で、その間接音のおかげでテクダスで聴くと本当に奥行きが遠くなるのですね(^_^♪
そして、805 Diamond は、とても怖いスピーカーで、システムの音をすべて出すだけではなくて、セッティングの音もすべて音に出します。
特にスタンドの影響は絶大です。
B&Wの純正スタンドは、残念ながら 805 Diamond の音を硬質さを乗せてしまうのですね。
でも、柔らかいものをスタンドと本体の間に挟むという方法があるのですね。
また、硬いラックはオーディオシステムに硬い音を乗せるので、僕のフロアでは雑誌を使っていますが(^^;)
今回はお客様は、天然皮のシートを用意してくれました(^_^♪
そして、再セッティングしたのがトップの写真ですた(^▽^)/
ラックは止めて、テレビ台の足の上に皮シートを敷いてその上にジェフとテクダスを置いてスッキリです(^▽^)/
そしてフラットテレビの画面は反射で音を硬くするので、センターに布をかけます( ̄ー ̄)
しかしテレビの画面全部を覆ってしまうと音を吸いすぎて平板になってしまうので、折りたたんで硬さだけを取ります。 805 Diamond は、その差を良く出してくれるので音を聴きながら大体こんなもんでいいなという大きさにたためば良いのですね(^_^♪
アンプもテクダスもまだまだエージングは終わってませんが、この段階でこのソフトをかけると、その音の広がりや奥行き、指揮者によって整えられた音の配置が見事で、本当に素敵な音場が部屋の空間を越えて広がってくれました。
しかも、それはベッドで寝転んで聴いてもとても良い感じなのでした(*´∇`*)
タレススコラーズのアレグリミゼレーレは凄いですね(*´∇`*)
お客様は、この音源をハイレゾ版とそれより低い版を持っているのですが、聴き比べると、なんと、低いレートの方が甘い音がより甘くなってくれるので音場がより深く広く広がり音が優しいのです。
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